食品の新たな機能性表示制度に関する検討会で報告書

suiso

2014年07月18日 21:34


消費者庁は7月18日、食品の新たな機能性表示制度に関する検討会(座長・松澤佑次氏)で検討作業を終了し、報告書案を取りまとめた。

健康食品の機能性表示について、昨年12月からの議論をふまえ、(1)米国における食品の機能性表示制度、(2)新制度に係る安全性確保の在り方、(3)食品の機能性表示を行うに当たって必要な科学的根拠の考え方、(4)消費者にとって誤認のない食品の機能性表示の在り方、(5)国の関与の在り方、について「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会報告書(案)」としてまとめ、届出項目についても概要が示され、議論を交わした。


8月には最終の報告書が取りまとめられたのを受けて、消費者庁は機能性表示を策定する。それからパブリック・コメントや消費者委員会の審議を経て、制度内容を決定する。2015年春からは、食品の新たな機能性表示制度が開始される見込みだ。

食品の新たな機能性表示制度に関する検討会報告書(案)
目次
1.はじめに
2.米国における食品の機能性表示制度
(1)ヘルスクレーム及び条件付きヘルスクレームの表示制度
(2)DS制度
3.新制度に係る安全性確保の在り方
(1)対象となる食品及び成分の考え方並びに摂取量の在り方
ア 食品、成分及び摂取量の評価
イ 医薬品等との相互作用の評価
ウ 評価結果等の情報開示
(2)生産・製造及び品質の管理
(3)健康被害等の情報収集
(4)危険な商品の流通防止措置等
4.食品の機能性表示を行うに当たって必要な科学的根拠の考え方
(1)最終製品を用いた臨床試験
(2)最終製品又は機能性関与成分に関する研究レビュー
5.消費者にとって誤認のない食品の機能性表示の在り方
(1)適切な機能性表示の範囲
ア 対象食品
イ 対象成分
ウ 対象者
エ 可能な機能性表示の範囲
(2)消費者に誤認を与えないための情報の在り方
ア 容器包装への表示
イ 容器包装への表示以外の情報開示
6.国の関与の在り方
(1)販売前届出制の導入
(2)新制度の規定・適切な運用
(3)新たな機能性表示制度の名称(方向性)
(4)消費者教育
7.おわりに

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