2013年12月05日 23:25
12月5日、日本アセアンセンターで「イスラム圏のハラール認証コスメについて」セミナーが開催されました。
日本への観光客が増加する中、特に東南アジアからの旅行者が急増しています。
日本政府観光局の発表によると、7月の訪日外国人は前年同月から約18.4%増加。統計をとり始めてから初めて月間100万人を超えた。中でもタイが84.7%増、ベトナム59.4%増、マレーシア25.2%増と、東南アジア各国の増加が際立つ。
朝日新聞(神奈川版)2013年09月11日
このように東南アジアで中間所得者層の増加を背景に、日本への観光客が増え、特にイスラム圏からの増加傾向が続くと予想されます。ハラール認証が必要なのは食品のみだけでなく、化粧品等も取得しなければなりません。セミナーで川久保文佳氏(ビーモア株式会社 代表取締役 )は、化粧品・ボディケア商品のハラール認証について、マレーシアをはじめとしたイスラム圏でのハラール認証の現状を解説しました。
また、日本ハラール認証の窓口である、日本ムスリム協会理事で拓殖大学イスラーム研究センター室 客員教授の遠藤利夫先生がハラール認証の解説をしました。
2020年に東京でオリンピックが開催されることが決定し、今後も世界各国から多くの観光客が日本を訪問することが予想されます。川久保氏は「受入れる日本のホテルなどでは、ハラール認証の化粧品などを用意しておくことで、イスラム圏からのお客様に安心してご利用いただけます。それが、日本のおもてなしの一つになります」と話しました。
写真は、マレーシアのハラール認証コスメ『タナメラ』の製品